その自家発電装置は
非常時に稼働できますか?
自家発電装置は、いつ必要になるかわからないものです。発電設備を構成する各機器は、設置場所周囲の気温、湿度、ほこりなどの環境、運転時間、始動、停止回数、経年変化などの要因によって徐々に劣化が進み、初期の性能を発揮できなくなります。それらを早期に発見し、適切な対応をとるために、定期点検・整備が必要となります。 台風や地震など、身近で発生する自然災害を想定した備えは不可欠です。法令によって設置義務があるとはいえ、普段より点検・整備をきちんとやっておかないと、いざという時に起動・運転できず、一刻を争う事態に対応できません。非常時に威力を発揮できるよう、定期的な点検・整備をおすすめします。
点検時期と内容
日常点検
自家発電装置をいつでも運転できるよう、保安規程による日常巡視、そして2週間から1ヶ月以内の周期で、始動確認のための運転を行ないます。
6ヶ月点検
自家用発電設備専門技術者が、運転待機状態および指導時間を確認し、運転操作・始動時に以上がないか、機能・外観の両面から点検を行ないます。
1年点検
自家用発電設備専門技術者が、部品・機材等の点検、手入れ、調整、交換等を行い、翌年の点検時まで、その発電設備が機能を維持できるよう、部品・機材等の点検、手入れ、調整、交換等の整備を行ないます。
6年点検
6ヶ月点検、1年点検で発見でしきれない機器・部品の劣化、消耗部品の修復・交換などを分解整備・組立試験します。主に発電設備設置現場で実施しますが、現場で対応しきれない場合は、修理工場持ち込み、部品の交換や機械加工によって修復を行ないます。
定期整備の必要性
6ヶ月点検、1年点検で発見でしきれない機器・部品の劣化、消耗部品の修復・交換などを分解整備・組立試験します。主に発電設備設置現場で実施しますが、現場で対応しきれない場合は、修理工場持ち込み、部品の交換や機械加工によって修復を行ないます。
自家発電装置の点検・整備は弊社にご相談ください。
自家発電装置は、以下のような期間を目安として部品交換などを行うことをおすすめします。
非常時に長時間運転された場合は、次に備えて点検されることをおすすめします。
なお制御盤の電気回路は、発電設備の運転に関わらず、停電に備えて常に通電されていますので、部品の寿命は以下の雹を参考に交換の必要があります。
※弊社には、点検・整備の資格を有する専門技術者がおりますので、保守契約を結ばれて、万全を期すことをおすすめします。
※上記は、自家発電装置の稼働時間を100時間程度と想定しております。